ぽじトーク!※ある流浪のマーケターのポエミーブログ

ポジションではなく、ポジティブトーク。

統計情報・そのまま使ってよかったかな?

マーケティングのお仕事をしていると、よく公開されている統計情報を使う事になります。最近は、我が国もインターネットで統計を積極的に公開する姿勢を見せていて、それ自体は良い事なのですが。

今回は、「その統計、曖昧に読んでいませんか?」というお話です。

一番わかりやすい例を挙げると”雇用統計”だったります。

完全失業率が減少、人手不足だ~」みたいな話が新聞で云々されていますが、そもそも【就業者の定義】が我々が一般にイメージしているものと違います。

 

・ 調査期間に1時間以上の収入のある仕事をした人 = 就業者

・ 調査機関に1時間以上の家業のお手伝いをした人 = 就業者

 

えー!?と思いませんか。私は思いましたけど。

1時間だけでも働いたら、その人は失業じゃあないんです。

なかなか就職できないので、ちょっとアルバイトしたような人でも失業者にカウントされないんですね。

お父さんに頼まれて、ちょっと実家の店のトラックを運転しても、失業者じゃないんです。

なんだか、ぜんぜんイメージ違いますね。

なので、採用コンサルタントとかが「我が国の完全失業率は~~人手不足で~」とか言ったら、おーいっ!なんか違うだろーと突っ込んであげて下さい。

 

ちなみに、先だっての記事で私が飲食業の倒産件数から、「実はリーマンショック並みの不況(感)が市井の人に訪れてるんじゃないの?」と言うような事を書いたのも、そうです。

年収の統計が、かたくなに平均値を出しつづけるので、他の指標から推測するしかないんですね。

・年収500万円の人が100人
・年収200万円の人が99人、年収3億200万円の人が1人

どちらも、平均年収は500万円です。つまり、平均年収はそういう事になってしまう。

お金が少なくなってきたら、まずは外食をやめていくのが人の心だと思いますので、それを考えると、2017年にリーマンショック時並みの飲食業の倒産件数があったというのは、何気に多くの人の年収が下がってきている、と仮説を立てるにふさわしいと思います。

統計系のニュースは、そのまま読むのではなく、

1.その基準は何でしたっけ?
2.集計方法は何でしたっけ?

を念頭に入れて読むのがマーケター、だと思います。