何かの戦記

何かと戦わないおっさんのつぶやき

「関係人口」では地方消滅は避けられない

「関係人口」という単語は、何を目指す。

どう考えても、衰退した地域における労働力の一時借りと、外貨の獲得という「ボランティア・ツーリズム」になりそう。まぁ、国内旅行者の24人の消費は、国民1人のGDPに匹敵するので否定はできませんが。

ただ、これを定住人口増につながると思うのは、大きな間違いに思います。

関係人口増に必要なものは「体験」。
定住人口増に必要なものは「場所」。

たとえば、田植えや町おこしイベントに参加して汗を流し、地元の人たちとの交流や産品を楽しむというのは「体験」の消費です。一方で、ここに暮らしてくださいというのは、生活していく「場所」の消費です。

首都圏、千葉県あたりで定住人口が増えているのは、生活できる「場所」が売り物としてあるからです。仕事もあって、生活インフラもあります。

愛着だけで定住できるのであれば、仕事を求めて人口が流出することはありません。

というわけで、関係人口がいくら増えても、人口は増えないので消滅するしかないわけです…このあたり、意図的に舵取りしている気もしますけど、どうなんでしょうね?